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03月12日-10号

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  1. 和歌山市議会 2008-03-12
    03月12日-10号


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    平成20年  2月 定例会                平成20年          和歌山市議会2月定例会会議録 第10号            平成20年3月12日(水曜日)     -----------------------------議事日程第10号平成20年3月12日(水)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 一般質問第3 議案第31号から同第79号まで     -----------------------------会議に付した事件日程第1 会議録署名議員指名日程第2 一般質問石谷保和君)日程第3 議案第31号から同第79号まで     -----------------------------出席議員(39名)  1番  南畑幸代君  3番  中塚 隆君  4番  薮 浩昭君  5番  奥山昭博君  6番  中尾友紀君  7番  山本忠相君  8番  島 幸一君  9番  松井紀博君 10番  野嶋広子君 11番  中村協二君 12番  吉本昌純君 13番  芝本和己君 14番  古川祐典君 15番  森下佐知子君 16番  渡辺忠広君 17番  旅田卓宗君 18番  岩井弘次君 19番  松本哲郎君 20番  寒川 篤君 21番  メ木佳明君 22番  山本宏一君 23番  尾崎方哉君 24番  宇治田清治君 25番  北野 均君 26番  遠藤富士雄君 27番  貴志啓一君 28番  寺井冨士君 29番  大艸主馬君 30番  石谷保和君 31番  中嶋佳代君 32番  中橋龍太郎君 33番  東内敏幸君 34番  山田好雄君 35番  佐伯誠章君 36番  浅井武彦君 37番  森田昌伸君 38番  浦 哲志君 39番  井口 弘君 40番  和田秀教君   ---------------説明のため出席した者の職氏名 市長         大橋建一君 副市長        松見 弘君 副市長        金崎健太郎君 市長公室長      藤原庸記君 総務局長       垣本省五君 会計管理者      千賀祥一君 財政局長       名越一郎君 市民環境局長     岩橋秀幸君 健康福祉局長     有本正博君 まちづくり局長    木村哲文君 建設局長       市川一光君 危機管理監      静川幸生君 教育委員会委員長   中村 裕君 教育長        大江嘉幸君 教育局長       馬場 隆君 消防局長       丸山和美君 公営企業管理者    奥野久直君 水道局長       瀧 廣行君 選挙管理委員会委員長 岩城 茂君 代表監査委員     伊藤隆通君 人事委員会委員長   田中昭彦君   ---------------出席事務局職員 事務局長       山ノ井義雄 事務局副局長     山田 良 議事調査課長     尾崎順一 議事調査課副課長   幸前隆宏 議事班長       中西 太 調査班長       佐伯正季 企画員        池澤昌俊 事務主査       藤井一成 事務副主査      村井敏晃 事務副主査      増田浩至 事務主任       小野田 靖 事務主任       小林健太   ---------------          午前10時11分開議 ○議長(北野均君) ただいまから本日の会議を開きます。   --------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(北野均君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において   貴志啓一君   遠藤富士雄君   松本哲郎君 以上3人の諸君を指名します。   --------------- △日程第2 一般質問 ○議長(北野均君) 次に、日程第2、一般質問を行います。昨日の石谷保和君の質問に対する答弁を求めます。 大橋市長。 〔市長大橋建一君登壇〕 ◎市長(大橋建一君) おはようございます。 30番石谷議員一般質問にお答えいたします。 まず特別秘書について、全国の中核市でなぜ和歌山市だけが特別秘書を置いているのか、特別秘書は何をしているのか、特別秘書を設置することによって市にどういうメリットがあるのか、設置について再考するつもりはないのかという御質問であります。 特別秘書につきましては過去からずっと設置されておりまして、設置してしかるべきものと認識しておりましたが、議員御指摘により、中核市では他に配置されていないことを初めて知りました。 特別秘書の職務は、私の政治活動を補佐する立場で、各種団体や後援会との連絡調整、行事への随行や出席、各種情報収集や分析等が主体となります。 また、特別秘書は私がリーダーシップを発揮するため、幹部職員とをつなぐパイプ役を果たしたり、マニフェスト実現のための手足として動ける存在として、市政執行の強化に有意義であると考えております。 今後、私の日程管理から政策決定に関する助言に至るまで、私を支える諸業務の役割、機能、活動についての見直しを図っていく中で、特別秘書の機能やあり方につきましても、議員御指摘の点も踏まえて、さらに有意義なものとなるよう検討していきたいと考えております。 次に、特別秘書年間給与、交際費、交通費等々、人件費は幾らかかっているのか、退職金はあるのか、仮に廃止した場合、年間幾らの経費が浮いてくるのかという御質問であります。 特別秘書の給料は、月額58万円で現在8%の給料カットを実施しております。その結果、職員手当等を合わせて年額およそ900万円の給与となっています。なお、交際費については支給されておりません。また、退職手当の額は一般職の例により計算され、例えば、4年間在職の場合、およそ140万円が支給されます。仮に特別秘書を廃止するとした場合は、退職手当を含め、年間およそ935万円の経費削減ということになります。 次に、服務義務、出勤簿の押印、勤務時間についての御質問であります。 特別秘書につきましては、地方公務員法の適用がございませんが、地方自治法施行規程により、法令・命令服務義務信用失墜行為の禁止、守秘義務職務専念義務といった職務上の義務が一般職と同様適用されることになります。しかし一般職とは異なり、勤務時間や休暇等を定めた勤務条件についての制限は特にございません。 次に、幹部会での新聞購読についての御質問であります。 まず、市の幹部会は親睦団体でありますので、その内容につきましては、私は一切関知していないということをまず申し上げておきたいと思います。しかしながら、今回、議員の御質問を受けまして、職員給与から幹部会費を天引きされているということもありまして、次のとおり報告を受けたところでございます。 幹部会で給与から購読料を引き去り始めた経緯につきましては、平成16年当初、当時職員が個別に購読していた地方紙等勧誘行為について、職員幹部からの相談が人事課に寄せられました。人事課では、地方紙等勧誘行為につきましては不当要求行為ではないと判断いたしましたが、勧誘行為や月々の集金等で業務に支障が生じてはならない、何かよい方法はないかということで、当時の総務部長から市長公室長に幹部会で取りまとめてほしい旨の依頼があり、その後、当時の幹部会全員アンケート調査をしたところ、約82%の会員が幹部会での一括支出を希望したことから開始したものだというふうに聞いてございます。 交渉は、当時の幹部会会長と副会長である市長公室長総務部長、つまり会長が市長公室長で、副会長が総務部長ということでありますが、その2人が主体となってそれぞれの新聞と契約したと聞いてございます。 次に、購読料についてでございます。詳細は把握しておりませんが、支払い方法につきましては銀行振り込みをしているところや幹部会へ現金を取りに来られるところもあると聞いております。 次に、管理職員給料カットが行われたときに、購読料についても減額して購読契約を結んだのか、今後も購読を続けていくのか、特別職幹部の購読料は交際費から支払っているのかという御質問でありますが、新聞購読料の減額と給与の減額が連動したものではないと聞いております。重ねて申し上げますが、幹部会はあくまでも市役所内部親睦団体でありますので、私がそのあり方等について命令や指示したことは過去にございませんでした。 なお、特別職幹部の購読につきましては、私と両副市長並びに公営企業管理者が交際費から支出しております。 このような天引きのことで、果たして職員が一丸となって働ける環境にあるのかという御質問でありましたが、これまで御答弁申し上げましたように、地方新聞等の購読料につきましては幹部会で一括購読と支払いが合意決定され、事務手続上給与から幹部会費を引き落としているものであります。そのことが職員一丸となって危機に取り組んでいくことの妨げになるものではないと考えております。 次に、私の退職金について高過ぎないかという御質問でありました。 私の退職金につきましては、平成16年1月に支給率を100分の65から100分の61に引き下げを行い、さらに平成19年3月に1期4年の月数計算を49カ月から48カ月に減じております。 また、私の給料の額についても現在20%カットをしているところでありますが、退職金につきましては、今後、地方公共団体財政健全化に関する法律についての詳細が国から示された段階で、本市の置かれている状況やさまざまな御意見、また、財政状況等を十分勘案し、適正かどうかも含め検討してまいります。 次に、建朋会の所長はだれかという質問でありますが、建朋会は私が代表者となっている資金管理団体でございますが、所長については設置したことがございません。 次に、水道を、よその町から給水を受けているところがあることを知っているか、安全・安心についてどう思うかということであります。 一部未普及地域で、隣接する水道事業体から給水を受けていることは知っております。また、安全・安心につきましては、地震等の災害によって水道に被害が発生した場合は、本市はもとより日本水道協会を通じ近隣の水道事業体から相互応援ができるよう備えております。 関西空港に関連する加太の土取り跡地に植林がされていないので、災害が発生する心配はないのかということであります。 関西空港の第1期土取り跡地であるコスモパーク加太につきましては、コスモパーク加太計画として利活用を図ることになっております。 また、災害対策につきましては、土砂採取地から河川への土砂流出を防ぎ、洪水流量を増加させないため、県土地開発公社において防災調整池を設置し、対策を講じております。 次に、2期の土砂採取跡地につきましては、すべて植栽へ戻す計画となっており、現在復元に努めているところであります。 次に、姉妹都市交流についての御質問であります。議会から6人、ビジネスクラスでの予算が組まれているが、財政状況が厳しい中で考える必要があるんではないかという御質問であります。 本市では、1961年にアメリカ・ベイカースフィールド市と姉妹都市提携を結んで以来、カナダ・リッチモンド市、中国・済南市、韓国・済州市と姉妹友好都市提携を結び、相互に公的な交流を初め、市民レベル親善交流、青少年の文化・スポーツ交流等さまざまな交流活動を行ってまいりました。 公的な訪問交流では、和歌山市当局と市民の代表である議員の皆様方が訪問先の市長、議員や市民の皆様と一体となって交流し、国を超えた相互理解や友情をはぐくむため、従来から和歌山市訪問団は市長、議長、議員6人で結成してまいりました。また、今回のリッチモンド市訪問団の派遣は、姉妹都市提携35周年を祝う節目の年でもあり、交流のきずなをより一層深いものにするためにも、厳しい財政状況ではありますが、5年前と同様の構成とする予算案といたしました。 また、使用する飛行機の座席がビジネスクラスであることにつきましては、和歌山市職員等旅費支給条例では、外国旅行の旅費については、国家公務員等の旅費に関する法律第3章の規定に準じてその都度市長が定めると規定されております。 同法では、海外渡航の旅費を計算する場合、飛行機の運賃設定が3階級の場合は最上級の、また、2階級の場合は上級の運賃を適用することと規定しておりますので、それにより算出した旅費を計上したものでございます。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 30番。 〔30番石谷保和君登壇〕(拍手) ◆30番(石谷保和君) それでは、市長の答弁をいただいたので再質問させていただきます。 私はなぜこのような質問をしたかといいますと、市長は、財政健全化積極型予算と、このように言われて予算を組んだわけでございます。今、和歌山市の置かれている状態は非常に財政状態がよくない。だからどうするのか。だから私は一生懸命やってますよと、市長は先頭に立ってやってると。ところが私は、その言葉の割に市長みずからの判断が伝わってきませんよと。今言った姉妹都市の関係にあっても、規定がこうだからビジネスクラスで行っていいんだと、ビジネスクラスエコノミーでは大体半額なんですよ。そこのところをね、ほかのところは全部削ってるんでしょう。そういうことを市民が納得しますかと、こういう意味で聞いてるわけなんです。 特別秘書もそうなんですよ。必要なのはわかってますけども、それじゃ中核市の中で一番財政状態が悪い、和歌山市が。市長みずから言ってるんでしょう。そこの市はどこも特別秘書は置いていないんですよ。そしたら年間900万円という予算がカットされるわけなんでしょう。そういうところを言ってるわけなんです。 そして幹部会の調整、それは審議監でもできるし、副市長でもできるし、いずれもそのために、今、市にスタッフがたくさんいてるんでしょう。だからなぜ特別秘書が必要なのか、それは、こういう財政健全化積極型予算組んでますよ、私は一生懸命やってますよ、そういう中では、こういう特別秘書の設置は再考されたらどうですか、こういう意味で聞いてるんです。仕事の内容は、不必要で置いてるなんてだれも言うてませんよ。必要があるから置いてる、それはよくわかりますけども、今の財政状況を考えたら再考する必要があるん違いますかという質問なんですよ。そんな無駄なことで置いてるということなんか一つも言うてませんよ。 それと、幹部会の給料の天引きなんですけど、私は、給料天引きするんだったら一人一人の契約が要るん違いますかと。例えば、幹部--局長、部長ありますわね。幾ら引き落としますよと。その幹部会の会長と個人が契約やって引き落とすのが、それはどのように使おうとそれはいいですよ。ところが、給料の天引きということになったら一般事務の範囲ですよ。だから、その引き落としするために契約されたらどうですか。そういう天引きするときに相手の了解--通達だけで天引きできますか。職員といえども相手の承諾なしに、はい、天引きしますよと、同意もらわなくて天引きできますかと。 私の言ってるのは、通達一つで天引きできるんですかということなんです。市長、そしたら、何かあるときに、このお金要りますよ、職員に何も言わないで、幹部職員に言わないで、こういう必要やから天引きしますよと、それは引かれるんですかと。やはり一人一人と契約やらないといけないと思うんですけど、それは法的にはどうなのか。給料を天引きするときに承諾なしで、通達一つで引き落としできるのかどうかということを答弁お願いします。 そして、退職金のことでも市長、そうですよ。私の言ってるのは、小泉総理大臣が5年間で660万円、退職金ね。地方の首長は退職金高いと、私も減らすと、各地方の首長も考えてくださいよということで660万円にやったんですよ。規定があるのはわかってますよ。何も和歌山市長だけがたくさんもらってると言うてるん違うんですよ。市長が積極型の、緊縮の予算化してると胸を張って言うてるんだったら、行動もそのようにやってもらわなくては伝わってきませんよと言うんですよ。 例えば、市長が、退職金1,500万円にしますと、だから私もこれだけやってるんだから皆さんも一生懸命やってくださいよと、一緒に頑張りましょうと、財政健全化団体の転落になることは、一丸となって議会も、市の職員も一生懸命やって頑張りましょうよと、この姿が見えてこないと言うんです。市長、何ぼ言われても1期4年間3,000万円は法的に認められて、こういう計算やからこうなんですよと、これはまた考えますよと。片一方では財政難やから転落やったらあかんのや、だからこうや、職員の出張なんかでもほとんどなしなんですよ。そういう中で規定とか何とかと言うてるん違うんですよ。状況を見て判断するのもトップの仕事じゃないんですか。 例えば、過去から、確かにビジネスクラス6人、こうなってますけども、この財政転落一歩手前やから、イエローカードやから事前にこういうふうにしたいんですけども、議会も協力やっていただけませんかと、こういうことでみずから先頭に立って頑張ってるという姿に映るんですよ。市長は、言葉だけは聞こえてくるけども、その行動が全然伝わってこないというのは、そういう一つ一つのことはだれも市長、100%の人間だれだっておりませんよ。しかし、ああ、そうやなと思われたら、まずみずからが先頭に立ってそういう行動を起こしていかんと、職員一丸となってとか言うてても、言葉ではわかるんですよ。果たしてなれるかどうか、こういうことを市長、あなたが市長じゃなくて例えば、一般職員の気持ちになって置きかえて考えた場合に、職員が退職金、40年勤めて2,500~2,600万円、そういう気持ちになって、そのときに市長が1期4年で3,000万円いただけると、そう思ったら、ああ、市長は財政緊縮と言うのも当たり前かと思う人が果たして何人いてるかということなんですよ。 やっぱり時代に合わせて--退職金でもそうですよ、昔やったら加算って、まだやったんですよ、規定以上に。そういう時代もある。それは時代時代の流れに沿うということも大事なんですよ。だから市長、今の状況を考えてどのペースでどうやったらいいかということを、そりゃ一遍にいかなくても、やはり先頭に立って、みずから進んで、そしてやりにくいとこから切っていくということが、これが市民、職員みんなに伝わっていくと思うんですよ。そういう点を言ってるんであって。 それと建朋会についてということですけど、所長は置いていないということですけども、例えば、その所長という名刺を持って回ってる人もあるから、それは注意にしときますよ。 それは市長、便宜上所長という--自分は所長にやってなかっても、便宜上所長ということを承諾やってる、それはあうんの呼吸でやってるかもわからんけども、そこのところは市長は賢い人だからよくわかると思うけども、ちょっと注意が足らんと思いますよ。なぜかと言ったら建朋会の代表者は大橋建一さんなんですよ。いわゆる和歌山市長でしょう。そういうところはやっぱりわきをもっと締めて、きちっとやっておかないと僕はいけないと思います。 それから安心・安全ということで、大川地区のことなんですけど、この大川地区というのは土取りのときに物すごく協力やってるんですよ。そしてそういうコスモパーク加太の中で水道も引きます、バスもちゃんとしますよと。県はトンネルをちゃんとやってくれたわけよ。トンネルできたけど、バスは通らないわけなんですよ。それは和歌山バスに対して--大川地区というのは人数が少ないから赤字路線なんですよ。しかし、補助金出れば市長、通れるんですわ、バスはね、路線認定すれば。ところが、去年、土砂崩れ起こったわけ。今まで小島を通って行ってたんですけども、土砂崩れあったら加太を向いて来んなんわけ。そうした場合に距離が物すごいあるわけなんですわ。人数は少ないですよ。しかし、あそこは風光明媚で観光地の場所でもあるわけなんですわ。瀬戸内海国立公園にも入ってるとこなんですよ。そういうところを何もしないで、いろんな行事はたくさんありますよ、そういうとこへ、例えば、いろんな予算をやったときに、今、私が言うた、こういうことはどうですか、エコノミーにしたらどうですか、こういう経費は要るん違いますかと。十分できる予算なんですよ。だから、そういうところをもう少し市長、日の当たる場所にやってほしいなと。 大川地区は、何も僕は加太やから、近くやからといっても支持者は全然いてませんよ。支持者はほかの--それと違うんですよ。やはり住んでる真はたにおったらね、おばあさんがこけもって歩きながら来るというのはね、あそこを歩いたら2時間ぐらいかかるんですよ。年寄りが歩いていたら非常に危ないんですわ。だからそういうところの市長、ひとつこういうとこへ、財政難やというてもやはり1,000万円の予算あれば十分いけるんですわ。そういうところを考えてくださいよ。 第2問はきのうちょっともめましたんで忘れてしまいましたので、余りできませんけども、答弁よろしくお願いします。(拍手) ○議長(北野均君) 大橋市長。 〔市長大橋健一君登壇〕 ◎市長(大橋建一君) 30番石谷議員の再質問にお答えいたします。 まず、姉妹都市交流につきましてであります。 先ほど答弁いたしましたように、海外出張旅費の計上につきましては、和歌山市職員等旅費支給条例に基づき算定した額でさせていただいております。ただし、昨年の第24次和歌山市友好訪中団友好都市である済南市を訪問した際には、訪問団長となった議長から、飛行時間が短いこと、また、財政状況を考えて利用する飛行機の等級をビジネスクラスからエコノミークラスに変更してはとの提案をいただき、全員エコノミークラスを利用いたしております。 今回のリッチモンド市訪問団は、団員にとって、旅程を切り詰めた日程が予想され、飛行時間がおよそ10時間に及ぶことを考慮した結果、飛行機はビジネスクラスで一応計上いたしたところであります。 次に、特別秘書につきましてですが、先ほどもお答えいたしましたように、私の日程管理政策決定に関する助言、私を支える諸業務の役割、機能、活動について見直しを図っていく中で特別秘書の機能やあり方についても、議員御指摘の点も踏まえて、さらに有意義なものとなるよう検討してまいりたいというふうに思っております。 幹部会費の天引きについて契約が必要なのではないかという御質問でありますが、給料の親睦会等会費天引きにつきましては、その会の代表者からの依頼に基づき行っているものでありますので、条例上適法と考えております。 次に、退職金に関しましてであります。先ほども申し上げましたが、給料を20%カット、これも率先して行っているものであります。もともと和歌山市の市長の給与は、全国の中核市の中でも最下位のランキングになってございまして、それをさらに20%カットしている、退職金についても検討してはどうかということであります。財政状況等を十分勘案し、地方公共団体の財政の健全化に関する法律についての詳細が国から示された段階で、適正かどうかを含め検討してまいりたいと考えております。 最後に、大川地区のバスについてであります。現況の加太地区へのバス路線運行につきましては、御承知のとおり深山までというふうになってございます。平成6年9月に大川トンネルが新たに開通された後、事業者である和歌山バスに対し、大川地区までの路線延長を再々要望してまいったところでありますが、終点の場所の道路幅員の問題もあり、現在まで実現に至っておりません。 以上であります。 ○議長(北野均君) 30番。 〔30番石谷保和君登壇〕(拍手) ◆30番(石谷保和君) 第3問を質問させていただきます。 訪問団のことなんですけど、規定を侵しているとか何も言ってないんですよ。こういう時期に親善--国際親善というのは非常に大事なことというのは私自身よく知ってますよ。しかし、例えば、この2月に済州市の各姉妹提携のところが全部来たんですよね。そしたら、どこの市でも区でも当局の代表1名、議会の代表1名、そういうところは、それじゃ昔からそうだったか、そうじゃないんですよ。今の時期だから当局側1人、議会側1人、これまた財政状況がよくなったら、今言われてるその6人とか、別に8人、これはいいと思うんですよ。今の時期やから、財政状況というのは議会より市長のほうがよくわかってるはずなんですよ。 そしたら市長が、今はこういう時期やからこういうふうな訪問したいと、財政がよくなるまで、2年、3年の間、職員も給与カットやってるんでしょう、3年間。そしたら、この3年間について、今まではこうだったけども、当局の代表と議会の代表で何とかやってもらえないかなと、こういうふうにやっていくのが、僕はトップの仕事の一つでもあると思うんですよ。 ところが市長の言ってるのは規定どおり。それじゃ規定どおりといったら職員のカットなんてしなくても済むんですよ、給料も。下げやんとあかんということは規定にありますか。財政難やからカットやったんでしょう。だから、そういうふうにきちっとやっていかないと。やっぱり市長がみずから先頭に立って進むことによって、やはりそういうことやったら共感する人がほとんどと思いますよ。市長何言うてんのよと、私らビジネスで6人行くん当たり前じゃないかと言う人はほとんどないと思いますよ。説明してですよ。そりゃ、いきなりぱっと、こういうふうに問答無用のやり方やったらね、市長、それは異論出るかわからんけど、やっぱり事前に財政状況を言うて、ちゃんと説明して、僕はやるべきだと思うんですよ。 そして、特別秘書の問題ですけども、いわゆる特別秘書というのは市長の分身やと、特別秘書の行動はすべて私の責任ですよと、こういうことになるんですよね。それはそれでいいと思うんですよ。しかし、私の言うてるのは仕事の内容とかそういうことを聞いているんと違うんですよ。 中核市の中で、また政令市17市の中でも、さいたま市が119万人、岩槻(いわつき)市と合併やって行政範囲も人口もふえた、だからトップマネジメントしての市長の補佐が要るから特別秘書を置いたんです。そして、ほかの市は全然置いてないんですよ。中核市の中でももっと和歌山市より人口の多い、面積の広い市がたくさんあるんですよ。何も特別秘書がなければ、市長、仕事に支障を来すということはありますか。副市長もおれば審議監もおる、いろんなポストありますわね。そのために局制度にやったんでしょう。市民サービス向上を図るために局制度やりました。そして特別秘書、これは必要なんですと。必要ということは、必要やからずっと置いてきた、それはわかります。しかし、今の財政状況のときに考えられたらどうですかということを言うてるんです。何も、置いたら悪いとかええとかという問題じゃなくして、財政健全化積極型予算と言うならば、考えたらどうですかと。 これはやっぱり考える必要あるん違うかと。考えて、いや、私は大事ですと、それはそれでいいですよ。いや、そのとおりですよと。それは市長の判断です。ただ、僕が質問してるのは、そういう積極型予算と言うてる割に、市長の何というか、言葉だけはいろんな新聞とか、言葉でよく聞きますけども、伝わってこないという、市長自身の感じてる意欲というんかな、言葉に出ない、そういうものが伝わってこないと言うんです。 退職金でも、市長、自分が、私が半分にします、だからこうしますと言えることなんですよ。何か聞いて、それで判断します。そういう問題やないんです。心意気の問題なんですよ。意気込みを聞いてるんですよ、市長。 それは方法というのはいろんな手続があるでしょう。何も退職金を、はいと言うてあしたからそうなるもんじゃない。そやけど、私はしたいんだと、だから皆頑張ろうよと、こういうふうに言う意気込みはないのかということを言うんですわ。だから市長、自分のことになったらこう照らし合わせて、そのときに考えます、後送りですわね。ほかのことは考えてないでしょう。すぱっとやってるやん、市長。そこのところの意欲を示してくださいと言うてるんですよ。 だから、市長の言うてるのは、私はこれはおかしいですよと言うてるんじゃないんですよ。今の和歌山市の状況の中でやはり全員が平等にやろうと思えば、こういうふうに思う人も出てくるから、市長、先頭に立って、みずから身を削って、そして先頭を歩いていくと。そのことによって和歌山市というのはよくなっていくん違うんかなという意味で質問をやっておりますんで、御答弁をお願いします。(拍手) ○議長(北野均君) 大橋市長。 〔市長大橋建一君登壇〕 ◎市長(大橋建一君) 30番石谷議員の再々質問にお答えいたします。 まず、姉妹都市交流につきましてですが、先ほども御答弁いたしましたように、前回の済南市のときにはそういうビジネスクラス利用ではなくてエコノミーでという話もあったわけでありますので、今回におきましても団の判断で経費削減の方向に同意が得られればエコノミークラス利用で経費節減を図りたいというふうに考えてございます。 特別秘書につきましては、最初にもお答えいたしましたように、置いているところが中核市にもそれから政令市にも、さいたま市以外にないと、和歌山市とさいたま市しかないということ、議員に御指摘を受けるまで全く存じませんでしたので、対応策についてはちょっと時間が欲しいというふうに思うところであります。ただ、行政の担当者としての公務と、それから政治家である市長の政務というものがございまして、政務につきましては、一般の職員は担当できないわけでございますので、その辺について他の市がどのようにしているのかということも調査をしてみたいというふうに思っております。 それから、もう一つは退職金であります。 先ほどから何度も御指摘を受けております。御意見はよくわかりますので、十分に検討させていただきたいというふうに思います。 以上であります。 ○議長(北野均君) 以上で、一般質問を終結します。 しばらく休憩します。          午前10時48分休憩   ---------------          午後1時13分再開 ○議長(北野均君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。   --------------- △日程第3 議案第31号から同第79号まで ○議長(北野均君) 日程第3、議案第31号から同第79号までの49件を一括議題とします。 これより、ただいま議題となっている49件の質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、順次発言を許します。岩井弘次君。--18番。 〔18番岩井弘次君登壇〕(拍手) ◆18番(岩井弘次君) 議長のお許しをいただきましたので、当初議案について質疑を行わせていただきます。 議案第31号、平成20年度和歌山市一般会計予算についてお聞きします。 新規事業中、スカイタウンつつじが丘関連で、28番に宅地環境改善事業、そして41番にはスポーツ施設整備事業が挙げられておりますが、それぞれの事業内容と予算内訳をお示しください。 同じく新規事業として、特別支援教育支援員配置事業について、その具体的な内容と配置予定人員を教えてください。 歳出についてお伺いいたします。 第4款衛生費、第1項保健衛生費、第12目成人保健対策費、第13節委託料のうち、胃がん検診と子宮がん検診の内容をお示しください。 次に歳入について。 まず、第13款使用料及び手数料、第1項使用料、第5目商工使用料、第4節和歌山公園使用料中、城閣入場料において延べ16万5,000人と見込まれておりますが、その根拠を教えてください。 第16款財産収入、第2項財産売払収入1億9,639万9,000円について、その算出根拠を教えてください。また、対前年との差が3億3,534万6,000円も減額されていますが、その理由についてもお聞かせください。 次に、和歌山市土地造成事業特別会計についてお尋ねいたします。 歳入中、第2款財産収入、第1項財産売払収入、第1目公有財産売払収入29億9,088万6,000円について、その内訳をお示しください。 議案第63号、和歌山市母子家庭等医療費の支給に関する条例の一部改正、議案第64号、入院時食事療養費の助成に関する一部改正について、それぞれ改正の理由と市民への影響額は幾らになりますか。 議案第67号、和歌山市児童福祉法に係る費用に関する条例の一部改正についても改正の理由と市民への影響額をそれぞれお示しください。 以上お聞きして第1問といたします。(拍手)
    ○議長(北野均君) 市川建設局長。 〔建設局長市川一光君登壇〕 ◎建設局長市川一光君) 18番岩井議員の質疑にお答えいたします。 議案第31号、平成20年度和歌山市一般会計予算について、新規事業中、スカイタウンつつじが丘関連で、宅地環境改善事業の事業内容、また、和歌山市土地造成事業特別会計について、歳入、第2款財産収入、第1項財産売払収入、第1目公有財産売払収入29億9,088万6,000円の内容についての御質疑でございます。 まず、スカイタウンつつじが丘での新規事業である宅地環境改善事業については、土地造成事業特別会計の健全化に取り組む中で、団地の付加価値を高める施策として、医療福祉保健施設用地の一部を一般会計で買い上げ、菜園として整備し、団地住民はもとより、広く市民に貸し出すものでございます。 主な内容といたしまして、土地購入費は6億9,365万1,000円で、面積は5,829平方メートルです。整備工事費としては1,250万9,000円で、72区画の菜園を整備するもので、総事業費7億650万7,000円となってございます。 次に、土地造成事業特別会計の歳入、第2款財産収入、第1項財産売払収入、第1目公有財産売払収入29億9,088万6,000円の内容につきましては、一般宅地30区画の売却収入予定である2億2,320万円と、スカイタウンつつじが丘に菜園及びスポーツ施設を整備するため、一般会計に売却する27億6,768万6,000円で、菜園用地は医療福祉保健施設用地の一部で6億9,365万1,000円、スポーツ施設用地は教育施設用地南で、面積は1万7,428.87平方メートル、売却金額は20億7,403万5,000円となってございます。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 有本健康福祉局長。 〔健康福祉局長有本正博君登壇〕 ◎健康福祉局長有本正博君) 18番岩井議員の質疑にお答えします。 まず、第4款衛生費、第1項保健衛生費、第12目成人保健対策費、第13節委託料のうち、胃がん検診と子宮がん検診の内容をお示しくださいということです。 胃がん検診については、委託料単価が1万1,500円で、40歳から69歳の方の自己負担は3,000円とし、市は8,500円を負担します。対象者は6,300人で、委託料は5,355万円です。また、70歳以上の方は平成20年度から1,500円の自己負担とし、市は1万円の負担を行うこととしています。対象者は1,400人で、委託料は1,400万円となり、胃がん検診の合計委託料は6,755万円です。 次に、子宮がん検診につきましては、委託料単価が6,674円で、20歳から69歳の方の自己負担は1,500円から2,000円とし、市は4,674円の負担を行うとしています。対象者は1万1,100人で、委託料は5,188万1,000円です。また、70歳以上の方は平成20年度から1,000円の自己負担とし、市は5,674円の負担を行うとしています。対象者は900人で、委託料は510万7,000円となり、子宮がん検診の合計委託料は5,698万8,000円です。 続きまして、議案第63号、和歌山市母子家庭等医療費の支給に関する条例、議案第64号、和歌山市入院時食事療養費の助成に関する条例の一部改正について、それぞれ改正理由と市民への影響額は幾らかという御質疑です。 まず、改正の理由でございますが、非常に厳しい本市の財政状況の中で、市単独事業として実施しております寡婦の方への入院医療費助成の廃止、老人医療受給対象者への食事療養費の半額助成の廃止、乳幼児、重度心身障害児者、母子家庭等福祉医療受給者への助成を半額助成へと変更するものでございます。 次に、市民の方への影響額でございますが、寡婦の入院医療費につきましては、年間で2,379万7,000円、入院時食事療養費につきましては、老人医療受給対象者は年間3,188万1,000円、福祉医療受給対象者は年間6,092万7,000円となる見込みでございます。 続きまして、議案第67号、和歌山市児童福祉法に係る費用に関する条例の一部改正の理由と市民への影響額ということでございます。 改正の理由につきましては、所得税定率減税の廃止及び税源移譲に伴い、国の徴収基準額表が改正されることによることと、本市の保育サービスの水準を堅持し、安定した保育事業を維持するための財源を確保するため、平成9年4月に実施して以来となる保育料自体の改正もお願いするものでございます。 また、今回の改正による影響額につきましては、1人当たり年額平均9,814円、1人当たり月額で計算しますと平均818円の増額となる予定でございます。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 木村まちづくり局長。 〔まちづくり局長木村哲文君登壇〕 ◎まちづくり局長木村哲文君) 18番岩井議員の質疑にお答えします。 歳入、第13款使用料及び手数料、第1項使用料、第5目商工使用料、第4節和歌山公園使用料、城閣入場料において、延べ入場者数を16万5,000人としているが、その算出根拠はどうかについてですが、城閣入場者数は、平成19年度当初予算では15万5,000人と見込んでおりましたが、平成20年度は、天守閣再建50周年記念事業として城フェスタ'08の開催が計画されていることから、平成19年度に比べて1万人増の16万5,000人の入場者数を見込んだものでございます。 これは観光動態調査における市街地の日帰り観光入り込み客数に対する城閣入場者数の割合が約7%前後であることから、城フェスタ'08による増加目標観光客数にこの数値を掛けて1万人増としたものでございます。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 名越財政局長。 〔財政局長名越一郎君登壇〕 ◎財政局長名越一郎君) 18番岩井議員の質疑にお答えいたします。 第16款財産収入、第2項財産売払収入1億9,639万9,000円について、その算出根拠を示されたい。また、前年度との差が3億3,534万6,000円もあるが、その理由は、との御質疑です。 市有地の売り払いにつきましては、未利用地の有効活用と自主財源の確保から、平成17年度から一般競争入札等により売却の促進を図っております。平成20年度当初予算案におきましては、未利用地の売却や市有地を借りて住まれている方への払い下げ、40件、4,538.96平方メートルのほか、法定外公共物の里道・水路の払い下げなどについて、不動産鑑定士の参考評価などに基づき、土地売り払い代として1億9,639万9,000円を見積もったところであります。 また、前年度当初予算と比べて3億3,534万6,000円の減となっている主な理由は、平成19年度には大判の未利用地の売り払いがあったことや、利便性のよい土地の売却が一巡したことにより、減額となっているものでございます。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 大江教育長。 〔教育長大江嘉幸君登壇〕 ◎教育長(大江嘉幸君) 18番岩井議員の質疑にお答えいたします。 新規事業、小中学校に特別支援教育支援員が配置されるとありますが、その具体的な内容と配置予定人員は何名かということです。 障害のある児童生徒に対して、教育上必要な支援を講じ、生活や学習上の困難を改善または克服する教育を行うため、支援員を配置いたします。 特別支援教育支援員は、小中学校において校長、教頭、特別支援コーディネーター、学級担任と連携の上、次のような役割があります。6つ述べさせてもらいます。 1つ目は、基本的生活習慣確立のための日常生活上の介助。 2つ目は、発達障害の児童生徒に対する学習支援。 3つ目は、学習活動、教室間移動等における介助。 4つ目が、児童生徒の健康・安全確保。 5つ目が、運動会--体育大会、学習発表会、修学旅行等の学校行事における介助。 6つ目に、周囲の児童生徒の障害理解の促進、などであります。 また、特別支援教育支援員の配置予定人員につきましては、現在3人の予算計上をしていますが、1人を1校に固定して配置するのではなく、子供の状況に応じて、より効果的な活用を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 馬場教育局長。 〔教育局長馬場 隆君登壇〕 ◎教育局長(馬場隆君) 18番岩井議員の質疑にお答えいたします。 議案第31号、平成20年度和歌山市一般会計予算について、スカイタウンつつじが丘のスポーツ施設整備事業の内容と予算内訳についての御質疑でございます。 スカイタウンつつじが丘のスポーツ施設整備事業の内容については、市民の健康増進や体力向上を図ることを目的として、教育施設用地にスポーツ施設を建設するための事業で、土地購入費として20億7,403万5,000円を計上しております。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 18番。 〔18番岩井弘次君登壇〕(拍手) ◆18番(岩井弘次君) それぞれお答えいただきましたので、再質疑をさせていただきます。 第16款財産収入、第2項財産売払収入についてのみお伺いいたします。 平成20年度予算案において未利用地の売却や、市有地を借りて住まわれている方々への払い下げ、40件、4,500平方メートル余りのほか、法定外公共物の里道・水路の払い下げなどについて、不動産鑑定士の参考評価に基づいて土地売り払い代として1億9,639万9,000円を見積もって計上しているとのことですが、その中で払い下げと里道・水路を除いた未利用地の分だけについて、その面積と金額をお伺いして質疑を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(北野均君) 名越財政局長。 〔財政局長名越一郎君登壇〕 ◎財政局長名越一郎君) 18番岩井議員の再質疑にお答えいたします。 第16款財産収入、第2項財産売払収入1億9,639万9,000円のうち、払い下げと里道・水路を除いた未利用地の分だけの面積と金額はとの御質疑です。 財産売払収入のうち、公募により売却を予定しております未利用地につきましては、3,894.02平方メートルの1億5,570万1,000円と見積もっております。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 次に、大艸主馬君。--29番。 〔29番大艸主馬君登壇〕(拍手) ◆29番(大艸主馬君) 皆さん、こんにちは。 質疑に入る前に、私のほうからも一言おわびを申し上げます。後元議員の飲酒事故に対して、市民の皆様に多大な御迷惑をおかけいたしました。また、そのことに関して、議会、市行政の皆さんにも御迷惑をおかけいたしましたことを深くおわび申し上げます。 それでは、質疑に入ります。 まず、歳入、第13款、第6目土木使用料中、住宅使用料8億1,961万9,000円について、住宅管理第1課分と第2課分のそれぞれの管理戸数、住宅費、駐車場の収入額と積算基礎をお示しください。 また、一般会計から16特別会計への繰入額及び基準内、基準外繰り入れについてそれぞれお答えください。 次に、歳出、第2款総務費、第2項徴税費20億5,200万円余における新たな対策費とその内容、地方税回収機構負担金3,998万2,000円の積算内容についてお示しください。 第2款、第1項、第9目財政管理費中、地方公営企業等金融機構出資金2,261万円の内容。 次に、第3款民生費468億4,421万8,000円に対し、社会保障費の本年度自然増は全国で2,200億円と言われておりますが、本市では幾らで、その予算措置は幾らになるのかお答えください。 また、福祉医療費25億4,500万円余で、前年比4億6,000万円の大幅減額の理由は何でしょうか。 次に、第3款、第3項、第6目児童館費1億1,900万円余、第6項、第2目隣保館費3億6,226万6,000円、それぞれの昨年よりの増額理由は何でしょうか。 第6款商工費、第1項、第2目企業立地対策費の昨年比1億6,188万2,000円の大幅増の内容は。同時に第4目金融対策費31億2,026万円、前年比3億円余の減額の内容とその理由。 次に、第7款土木費、住宅管理費中、非常勤報酬1,068万6,000円の積算内容と、需用費中、所々修繕料1億3,368万円の第1課、第2課分のそれぞれの金額をお示しください。 第10款公債費、長期債142億円余の内訳をお示しください。 次に、特別会計中、土地造成事業については先ほど岩井議員からの質問がありましたので、教育委員会のスポーツ施設について、これは財政健全化のために急に入れたということでありましょうが、概要とその市の計画との整合性についてお尋ねをいたします。 次に、特別会計の後期高齢者医療特別会計について、和歌山市の75歳以上の人員と、それぞれの保険料の内容をお示しください。また同時に、被用者保険の被扶養者であった方の保険料はどうなりますか。 最後に、議案第77号から第79号について、これは厚生労働省の告示による変更ということであります。保健所、診療所、夜間・休日応急診療センターのそれぞれの変更による影響額についてお尋ねをいたしまして、第1問といたします。(拍手) ○議長(北野均君) 市川建設局長。 〔建設局長市川一光君登壇〕 ◎建設局長市川一光君) 29番大艸議員の質疑にお答えいたします。 歳入、第13款、第6目土木使用料中、住宅使用料8億1,961万9,000円について、住宅管理第1課分、第2課分のそれぞれの管理戸数、住宅費、駐車場費の収入額と積算基礎についての御質疑でございます。 第13款使用料及び手数料、第1項使用料、第6目土木使用料、第4節住宅使用料8億1,961万9,000円の内訳については、公営住宅使用料、改良住宅使用料、特定公共賃貸住宅使用料、市単独住宅使用料、自動車駐車場使用料及び電柱敷使用料となってございます。 公営住宅使用料につきましては、住宅管理第1課所管の公営住宅4,047戸の使用料5億1,573万5,000円と第2課所管の公営住宅1,243戸の使用料1億2,427万6,000円の合計6億4,001万1,000円となってございます。 改良住宅使用料につきましては、住宅管理第1課所管の改良住宅221戸の使用料2,564万9,000円と第2課所管の改良住宅1,274戸の使用料1億1,615万1,000円の合計1億4,180万円となってございます。 特定公共賃貸住宅使用料につきましては、住宅管理第1課所管の同住宅12戸の使用料947万円と第2課所管の同住宅2戸の使用料72万円の合計1,019万円となってございます。 市単独住宅使用料につきましては、住宅管理第1課所管の同住宅3戸のみで、使用料1万1,000円となっています。 自動車駐車場使用料につきましては、住宅管理第1課所管の8団地566台分の使用料2,537万8,000円となっています。 電柱敷使用料につきましては、住宅管理第1課所管分として131万8,000円、第2課所管分として91万1,000円の合計222万9,000円を関西電力株式会社や日本電信電話株式会社等から受け入れてございます。 続きまして、歳出、第7款土木費に関し、住宅管理費中、非常勤報酬1,068万6,000円の積算内容、需用費中、所々修繕費1億3,368万円について、住宅管理第1課、第2課のそれぞれの内容についての御質疑でございます。 第7款土木費、第7項住宅費、第1目住宅管理費、第1節報酬のうち、非常勤報酬1,068万6,000円の内訳につきましては、住宅管理の指導業務担当2名分422万4,000円と住宅使用料等の徴収に係る滞納対策要員として2名分646万2,000円となってございます。 また、第11節需用費のうち、所々修繕料1億3,368万円は、管理下にある住宅の修繕費用で、その内訳は、住宅管理第1課分として7,368万円、第2課分として6,000万円となってございます。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 名越財政局長。 〔財政局長名越一郎君登壇〕 ◎財政局長名越一郎君) 29番大艸議員の質疑にお答えいたします。 4点ございますが、まず1点目の、一般会計から特別会計への繰出額の総額及び基準内、基準外繰出額はとの御質疑でございます。 一般会計から国民健康保険事業特別会計を初めとする13の特別会計の繰出額は191億7,334万3,000円であります。そのうち、国の通達基準に基づく基準内繰出額は170億1,859万円で、通達基準に基づかない基準外繰出額は21億5,475万3,000円となっております。 次に、歳出の第2款総務費、第2項徴税費20億5,238万1,000円における新たな対策費と内容について、また、地方税回収機構への負担金3,998万2,000円の積算内容についてでございます。 新たな対策といたしまして、税務部内に新たな組織として特別滞納整理準備室を設置し、市税のみならずその他市債権の回収について、組織横断的に対応する専門的組織となるように具体的な体制、取り組み等を検討することとしております。 この特別滞納整理準備室での必要な経費としまして、人件費3,190万円、旅費25万7,000円、需用費51万7,000円、使用料及び賃借料130万7,000円、備品購入費57万5,000円の合計3,455万6,000円を予算計上しております。 次に、和歌山地方税回収機構への負担金につきましては、人口負担割としまして、人口10万人以上の市町村で50万円、処理件数割として、1件当たり6万9,000円の200件で1,380万円、徴収実績割として、平成18年度徴収実績の1割に当たる2,568万2,000円で、合計3,998万2,000円となっております。 次に、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、第9目財産管理費中、地方公営企業等金融機構出資金2,261万円とは何かとの御質疑です。 国の政策金融改革の中で、今まで地方公共団体に対し長期・低利の資金を安定的に供給してきました公営企業金融公庫が平成20年10月をもって廃止されます。公営企業金融公庫が担ってきた役割につきましては、地方分権改革の趣旨にのっとり、地方公共団体が共同で新たに設立し、自律的、主体的に運営する地方公営企業等金融機構が引き継ぐこととなっております。この機構の資本金は地方公共団体が出資すると法律で定められており、地方六団体での協議を経まして現公営企業金融公庫の資本金と同額の166億円を地方公共団体が出資することとなっております。個々の地方公共団体の出資額につきましては、標準財政規模と公営企業金融公庫の貸付残高に応じて算出され、本市の場合は総額で3,400万円となりますが、水道局で負担します1,139万円を除いた2,261万円を地方公営企業等金融機構出資金として計上しております。 最後に、第10款公債費、第1項公債費、第1目元金の内訳は何かとの御質疑です。 元金償還金142億3,821万5,000円のうち、15億973万9,000円は、昭和60年から平成3年までに借り入れました利率6.05%から7.1%の市債についての公的資金補償金免除繰上償還に係るもので、残りの127億2,847万6,000円は通常の償還に係るものとなっております。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 有本健康福祉局長。 〔健康福祉局長有本正博君登壇〕 ◎健康福祉局長有本正博君) 29番大艸議員の質疑にお答えします。 まず、第3款民生費468億4,421万円余りに関し、社会保障の本年度自然増は本市では幾らで、その予算措置は幾らかという御質疑です。 第3款民生費中、健康福祉局関係の社会保障費の自然増額分は7億3,657万3,000円です。また、第3款民生費で423億3,390万7,000円を予算案として計上してございます。 続きまして、第3款民生費、第1項社会福祉費、第7目福祉医療費が昨年より4億6,000万円減額されているが、その理由はという御質疑です。 主な減額の理由といたしましては、入院時食事療養費の見直し等に伴う扶助費で、1億9,490万6,000円の減、後期高齢者医療制度の開始に伴い、前年度に要したシステム開発の委託料等で1億7,674万5,000円の減額、後期高齢者医療広域連合の設立に係る負担金で9,742万9,000円の減額によるものでございます。 続きまして、第3款民生費、第3項児童福祉費、第6目児童館費が昨年より628万5,000円増額されているが、その理由はという御質疑です。 平成20年度から時差出勤制度を導入するため、非常勤職員の1名増員と社会保険へ加入することが主な増額理由でございます。 続きまして、議案第47号、平成20年度和歌山市後期高齢者医療特別会計予算に関しまして、市の対象人員と普通徴収及び特別徴収の人数、金額はどうか、また、被用者保険の被扶養者であった方の保険料はどうなるのかという御質疑です。 後期高齢者医療特別会計における平成20年度の対象人員は、特別徴収で3万4,800人と、普通徴収で8,700人、合わせて4万3,500人を、また、保険料につきましては、特別徴収で23億559万9,000円、普通徴収で5億7,640万円、合わせて28億8,199万9,000円を計上しております。 保険料は、均等割額の4万3,375円と基礎控除後総所得金額に7.92%を乗じた所得割額との合計により算定されます。ただし、被用者保険の被扶養者であった方の平成20年度保険料におきましては、激変緩和措置が適用され、4月から9月までの半年間は保険料の負担はございません。また、10月から3月までの半年間の保険料は、均等割額の半年分から9割減額された2,100円となります。 最後に、議案第77号、和歌山市保健所条例、第78号、和歌山市立診療所条例、第79号、和歌山市夜間・休日応急診療センター条例の一部を改正する条例について、それぞれの改正による影響はどうかという御質疑です。 夜間・休日応急診療センターでは、3歳未満の乳幼児の診察料において診療報酬10点が加算される見込みです。保健所においては影響はございません。また、杭ノ瀬診療所においては初診、再診料に改定はございませんので、大きな影響は見込まれておりません。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 岩橋市民環境局長。 〔市民環境局長岩橋秀幸君登壇〕 ◎市民環境局長岩橋秀幸君) 29番大艸議員の質疑にお答えします。 第3款民生費、第6項市民福祉費、第2目隣保館費が3億6,226万6,000円で、昨年よりも29万3,000円増額されているが、その理由はとのことです。 主なものは、芦原文化会館改修工事及び本渡文化会館駐車場用地整備工事に伴う増加分です。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 木村まちづくり局長。 〔まちづくり局長木村哲文君登壇〕 ◎まちづくり局長木村哲文君) 29番大艸議員の質疑にお答えします。 2点ございます。まず、第6款商工費、第1項商工費、第2目企業立地対策費の前年比大幅増の内容についてですが、大幅増の内容は、企業立地促進奨励費の増額によるものです。 平成20年度は指定企業10社に対し交付するもので、その内訳は、設置奨励金が5,993万6,000円、用地取得奨励金が1億8,898万1,000円、雇用奨励金が2,750万円で、合計2億7,641万7,000円です。 和歌山市企業立地促進奨励金制度では、用地取得奨励金は初年度のみに支払われるものとなっており、交付対象の企業が平成19年度は1社でしたが、平成20年度は4社で用地取得に対する奨励金が大幅増となっております。 次に、同じ款、同じ項の第4目金融対策費31億2,026万円の3億円余りの減の内容とその理由についてですが、対前年度予算比3億780万8,000円の減額の主なものは、第21節貸付金の起業家支援資金など本市中小企業融資制度に係る紀陽銀行を初め12金融機関に対する預託金で、申し込み件数及び融資実行金額の減少などにより減額したものです。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 馬場教育局長。 〔教育局長馬場 隆君登壇〕 ◎教育局長(馬場隆君) 29番大艸議員の質疑にお答えいたします。 第9款教育費、第7項保健体育費、第2目体育振興費、第17節公有財産購入費、土地購入費20億7,403万5,000円について、スポーツ施設の概要と市の計画との整合性はどうか、また、つつじが丘の財政健全化のために急に入れたのかとの質疑でございます。 スカイタウンつつじが丘内の教育施設用地にスポーツ施設を建設することにつきましては、市民の健康増進や体力向上を図ることを目的に、また、スポーツを通しての仲間づくりや思いやりなど連帯意識の高揚をはぐくむ上からもスポーツ振興への環境づくりの一環として整備に取り組むものであります。 具体的なスポーツ施設の内容等については、平成27年に開催される和歌山国体をも見据えた中で、早急に決定したいと考えております。スポーツ施設を整備することにより、スカイタウンつつじが丘の販売促進等付加価値を高め、また、土地造成事業特別会計の健全化にもつながるものと考えてございます。 以上でございます。 済みません、間違えました。先ほどの答弁で国体が平成17年に開催されると答弁しましたが、正確には「平成27年に開催される和歌山国体を」と訂正させてください。 ○議長(北野均君) 29番。 〔29番大艸主馬君登壇〕(拍手) ◆29番(大艸主馬君) それでは、再質疑を行います。 2点に絞りたいと思います。 まず、民生費に関連して、社会保障費の自然増は和歌山市において7億3,657万3,000円ということであります。これについて、国の歳出「改革」との関連でどのような影響があったのか、お伺いをいたします。 次に、住宅管理第2課の家賃に関して、公営、改良それぞれの御答弁をいただきました。本年度のこの家賃の減免金額は幾らになりますか。このことをお伺いいたしまして、第2問といたします。(拍手) ○議長(北野均君) 有本健康福祉局長。 〔健康福祉部長有本正博君登壇〕 ◎健康福祉局長有本正博君) 29番大艸議員の再質疑にお答えします。 第3款民生費の社会保障に関し、国の歳出「改革」との関連でどのような影響があったのかという御質疑です。 扶助費において生活保護費の母子加算の見直しがありましたが、平成20年度予算では扶助費で125億63万8,000円、対前年度比7億811万8,000円の増額を予算計上してございます。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 市川建設局長。 〔建設局長市川一光君登壇〕 ◎建設局長市川一光君) 29番大艸議員の再質疑にお答えいたします。 住宅管理第2課が所管する住宅の家賃の減免についての御質問でございます。 住宅管理第2課が所管する住宅の家賃減免につきましては、平成18年度におきまして平成19年度から平成23年度までの減免についての見直しを行ってございます。 それによりますと、平成20年度の減免額は約3億6,800万円となってございます。 以上でございます。 ○議長(北野均君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北野均君) 質疑を終結します。 ただいま議題となっている議案第31号から同第79号までの49件は、お手元に配付の議案付託表のとおり、おのおの所管の常任員会に付託します。 以上で本日の日程は終了しました。 お諮りします。 明3月13日から3月23日までの11日間は、各常任委員会審査等のため休会とし、3月24日午前10時から会議を開くことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北野均君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 本日はこれにて散会します。          午後1時56分散会   ---------------  地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。  議長    北野 均  議員    貴志啓一君  議員    遠藤富士雄君  議員    松本哲郎君...